AGA治療で使われる４つの治療薬を簡単に解説｜初めての方はフィナステリドから！

AGAクリニックではAGA治療のためにさまざまな治療薬が用意されています。しかし、治療薬の種類が多すぎて、初めてＡＧＡ治療を行う方にとってはどれを選べばいいか悩んでしまいます。

この記事では、代表的なAGA治療薬について難しい言葉を使わずに簡単に解説していきます。

この記事を読めば、AGA治療薬についての基礎知識が得られます。AGAクリニックに申し込む前に基礎知識をつければ自分に合った治療薬を選ぶことができます。

代表的なAGA治療薬４種

AGAクリニックで処方される代表的な治療薬は以下の４種類があります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

フィナステリド

フィナステリドはAGAによる抜け毛を抑える効果がある治療薬です。ほぼすべてのAGAクリニックで購入することが可能で、AGA治療薬としてはもっとも有名なものです。

１日１錠を服用します。なるべく毎日決まった時間に服用するほうが成分濃度の変動推移が一定に保たれので意識しましょう。飲み忘れたかといって、前日分と合わせて１日２錠飲んではいけません。１日飲み忘れたからといって効果が薄れるということはありませんので安心してください。

治療薬の効果が現れるのは、早い人で３ヶ月、一般的には６ヶ月とされています。服用した方のほとんどが効果を得ることができるとされています。

１日の摂取量の上限は1.0mgです。AGAクリニックで処方されるほとんどが1.0mgで上限値を処方しますが、日本皮膚科学会でも認めている容量なので問題はありません。

フィナステリドの 効果	抜け毛の抑制
１日の上限	1.0mg
効果を実感するまで	3ヶ月~6ヶ月
価格 （日本製）	3000円~

AGAクリニック15医院を調査した日本製フィナステリドの価格ランキングの最新情報は以下の記事で紹介しています。
≫【国内フィナステリドが安い!】AGAクリニック最安値ランキング8選｜オンライン診療で日本製

デュタステリド

デュタステリドはAGAによる抜け毛の抑制効果がある治療薬です。

フィナステリドよりも1.6倍抜け毛抑制の効果が高いとされています。効果が高い分、価格もフィナステリドより高く設定されています。

１日１錠を服用します。なるべく毎日決まった時間に服用するほうが成分濃度の変動推移が一定に保たれので意識しましょう。飲み忘れたかといって、前日分と合わせて１日２錠飲んではいけません。１日飲み忘れたからといって効果が薄れるということはありませんので安心してください。

治療薬の効果が現れるのは、早い人で３ヶ月、一般的には６ヶ月とされています。服用した方のほとんどが効果を得ることができるとされています。

１日の摂取量の上限は0.5mgです。AGAクリニックで処方されるほとんどが0.5mgで上限値を処方しますが、日本皮膚科学会でも認めている容量なので問題はありません。

デュタステリドの 効果	抜け毛の抑制
１日の上限	0.5mg
効果を実感するまで	3ヶ月~6ヶ月
価格 （日本製）	6000円~

AGAクリニック15医院を調査した日本製デュタステリドの価格ランキングの最新情報は以下の記事で紹介しています。
≫【日本製デュタステリド最安値】価格が安いAGAクリニックランキング５選

ミノキシジル外用薬（塗りミノ）

ミノキシジル外用薬は発毛促進の効果が期待できるAGA治療薬で、頭皮に直接塗るタイプのミノキシジルです。AGAクリニックやドラッグストア等で購入することができます。

朝と夜の１日２回薄毛部に塗ります。朝は時間がなくて塗れないという方もいると思いますが、効果を早く実感するためにも１日２回しっかり行いましょう。

治療薬の効果が現れるのは、早い人で３ヶ月、一般的には６ヶ月とされています。しかし、ミノキシジルは１年使っても効果がないという方もいます。それは、ミノキシジルが体質的に効かないということです。

ミノキシジルには効果がある人（レスポンダー）と無い人（ノンレスポンダー）がいます。効果がある人には初期脱毛や発毛効果が得られますが、無い人は初期脱毛すら起こりません。

ミノキシジル外用薬で重要なのは濃度です。ドラッグストアでは１~５％の濃度のミノキシジル外用薬が販売されています。AGAクリニックや個人輸入では１５％の濃度の商品も購入することが可能です。

基本的には濃度が濃いほど発毛効果も高くなりますが、副作用のリスクもそれに比例して上がっていきます。主な副作用は頭皮のかぶれです。濃度が濃いほど頭皮への刺激も高くなりますから、ダメージを受けやすくなります。

濃度が濃いほど発毛効果も高くなると説明しましたが、5％から10％に濃度の検証結果ではさほど効果の違いがなかったという結果があります。しかし、濃度が倍になった事で副作用のリスクはかなり増えることになります。

ミノキシジルの正しい使い方としては、低濃度からスタートして徐々に濃度を上げていくというやり方がいいと思います。濃度は高くても７％くらいまでに抑えておいた方が副作用のリスクから考えて無難です。

ミノキシジル外用薬の 効果	発毛促進
おすすめ 最大の濃度	７％くらいまでに した方が無難
効果を実感するまで	3ヶ月~6ヶ月
価格	6000円~

ミノキシジル内服薬（ミノタブ）

ミノタブは発毛促進の効果が期待できるAGA治療薬で、錠剤で飲むタイプのミノキシジルです。AGAクリニックで購入することができます。

ミノキシジル外用薬よりも発毛効果が高いとされていますが、副作用の発現率も高いので注意しながら服用する必要があります。

１日１錠を服用します。なるべく毎日決まった時間に服用するほうが成分濃度の変動推移が一定に保たれので意識しましょう。飲み忘れたかといって、前日分と合わせて１日２錠飲んではいけません。１日飲み忘れたからといって効果が薄れるということはありませんので安心してください。

ミノタブを服用すると、２週間～2ヶ月の間で初期脱毛が始まります。薬が効いている証拠ですので心配する必要はありません。1～2ヶ月で初期脱毛は終わりますので、その後発毛効果を実感することができるでしょう。

ミノキシジルには効果がある人（レスポンダー）と無い人（ノンレスポンダー）がいます。効果がある人には初期脱毛や発毛効果が得られますが、無い人は初期脱毛すら起こりません。

ミノタブの正しい服用方法としては、低濃度からスタートすることが重要です。AGAクリニックでは５mgが主流ですが、初めから５mgを服用するのはやめたほうがいいです。ミノタブは１mgでも効果があるとされているので、5mgを４等分にして1.25mgから始めることをおすすめします。

ミノタブの 効果	発毛促進
１日の上限	2.5mg
効果を実感するまで	3ヶ月~6ヶ月
価格	4500円~

AGAクリニック15医院を調査したミノタブプランの価格ランキングの最新情報は以下の記事で紹介しています。
≫【ミノタブプランが安い】おすすめAGAクリニックランキング｜日本製フィナ＆デュタ

プロペシアやザガーロについて

AGAクリニックで購入することが可能な治療薬の中で、プロペシアとザガーロというものがあります。

この２つは先発医薬品というもので、一番最初に発売された治療薬のことです。

治療薬名	種類	主成分	価格
プロペシア	先発医薬品 （新薬）	フィナステリド	高い
フィナステリド錠	後発医薬品 （ジェネリック）	フィナステリド	安い
ザガーロ	先発医薬品 （新薬）	デュタステリド	高い
デュタステリド錠	後発医薬品 （ジェネリック）	デュタステリド	安い

先発医薬品であるプロペシア・ザガーロと、後発医薬品であるフィナステリド錠・デュタステリド錠はほとんど一緒の薬といえます。効果も一緒で違うのは価格だけです。後発医薬品である治療薬の方が安く購入できるので、購入するなら後発医薬品をおすすめします。

初めてのAGA治療薬はフィナステリドが王道

初めてAGA治療を行う方は、フィナステリドから始めることをおすすめします。

フィナステリドは内服薬の中でも副作用のリスクが低い治療薬ですので、安心して服用することができます。とりあえずフィナステリドを服用していれば薄毛の進行を抑えることができるので、経過を観察しながら治療していくことが可能です。

もうすでにAGAが進行してしまい、明らかに薄毛になっていて早く発毛促進薬であるミノキシジルを使いたいという方も多いと思います。しかし、複数の治療薬を同時に始めてしまうと、どの治療薬で効果があったのかわからないままになってしまいます。人によっては体質的に合わない薬もあるので、１種類ずつ効果を確認しながら治療していくのが最もリスクを抑えた方法です。

AGA治療薬の副作用について

AGA治療薬にはそれぞれ副作用があります。

ミノタブの副作用に関しては、１日の最大限度量を超えた容量を服用してしまうと身体的に大きな副作用のダメージがくる恐れがあるので注意が必要です。

AGA治療薬の副作用について、下記記事で詳しく説明しています。
≫【AGA治療薬の副作用】処方される内服薬ではどんな症状が出るのかを徹底調査

ミノタブの危険性と正しい飲み方

ミノタブは発毛効果が高い反面、副作用がかなり強い治療薬です。

日本皮膚科学会の医師も飲まない方がいいと言っているくらいの治療薬ですのでおすすめはしません。しかし、薄毛であるがゆえに人生が辛いモノになっている方もいるでしょう。副作用のリスクを受け入れた上でなら、服用して発毛を希望するという選択もありだと思います。

ミノタブの服用をやめた方がいい理由と正しい飲み方について下記記事で詳しく解説しています。
≫【正しく服用】ミノタブはやめた方がいい理由とリスクを抑えた飲み方を解説

AGA治療薬は日本製がおすすめ

AGAクリニックで処方される治療薬は以下の３種類に分けられます。

日本製の治療薬は厚生労働省に認可された治療薬です。厳しい検査をクリアしているので安心して服用することができます。

海外製と医院オリジナルの治療薬は厚生労働省の未承認薬です。どんな成分で製造された治療薬なのか明確な証拠がありませんので不安が残ります。口に入れるものですので、安心して服用できるものがおすすめです。

海外製と日本製の治療薬について下記記事で詳しく解説しています。
≫【海外製と日本製フィナステリド】効果の違いは？AGAクリニックでどっちを選ぶべきかを解説