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- AGA治療を始めたいけど副作用が心配…
- どんな副作用があるの?
- 副作用が出たらどうする?
AGA治療薬に限ったことではないのですが、薬には副作用のリスクが付き物です。
どんな副作用があるのかを事前に把握することで、もし副作用が出た場合でもしっかりと対応することができます。
この記事では、AGA治療薬の副作用について解説します。
この記事を読めば、副作用に対する知識が高まり、もしもの時に適切に判断することができます。
フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジル外用薬の副作用は重要視する必要はありません。
ミノキシジル内服薬は大きな副作用のリスクがあります。
フィナステリドの副作用
フィナステリドの代表的な副作用として、以下のようなものがあります。
主な副作用 | 発現率 |
---|---|
リビドー(性欲)減退 | 1~5% |
勃起機能不全 射精障害 精液量減少 | 1%未満 |
肝機能障害 | 頻度不明 |
わかりやすく言うと、性欲がなくなったり性交時に勃起しなくなる可能性があるということです。
フィナステリドの副作用臨床データ
実際にフィナステリドの副作用が、どのくらいの割合で出ているのかの臨床データは以下のとおりです。
・被験者…276例
・試験内容…48週間の二重盲検比較試験
主な副作用 | 症例数 | 発現率 |
---|---|---|
リビドー(性欲)減退 | 3例 / 276例 | 1.1% |
勃起機能不全 | 2例 / 276例 | 0.7% |
発現率としては約1%で100人に1人に副作用の反応がでるようです。
自動販売機で当たりがでる確率が1%ですので、かなり低い数字であることがわかります。
私もフィナステリドを服用していましたが、何も副作用はありませんでした。
実際に副作用で性欲がなくなったり勃起しなくなる人が出ているようですが、これらは精神面が不安定になって起こる場合も考えられます。
「副作用が心配だぁ…副作用がでたらどうしよう…」
と不安に思ってばかりいると、薬の効果ではなく『思い込み』で副作用の症状がでてしまうことがあるようです。
肝機能障害について
肝機能障害については頻度不明とあるように発現率がかなり低いので、それほど気にする必要はないと思われます。
しかし、もともと肝機能が弱い方などは注意しながら服用する必要があります。
健康診断やAGAクリニックなどで血液検査を行い、肝機能の数値を確認しながら服用してください。
フィナステリドの副作用の体験談
実際にフィナステリドを服用して副作用が起きた方の体験談をまとめてみました。
フィナステリドの副作用の体験談についての詳細は以下で書いています。
≫フィナステリドの副作用と体験談を調査|初期脱毛が起こる場合がある
フィナステリドで副作用が出た場合の対策方法
フィナステリドで副作用が出てしまった場合、まずは処方してくれた医師に相談しましょう。
一般的な対策方法として、
- 一時的に休薬する
- 減薬する
- フィナステリド配合のミノキシジル外用薬を試す
一時的に休薬する
一時的にフィナステリドの服用を中止して、副作用が治るか様子を見ます。
もしこれで副作用が治るようなら、フィナステリドが原因ということがわかりますし、治らなければ違う原因があることがわかります。
まずは、なぜ副作用が起きたかを調べる必要があります。
フィナステリドの服用をやめると副作用の症状が改善したという報告が多数あります。
ポストフィナステリド症候群
フィナステリドで副作用が出てしまい、休薬したにも関わらず症状が改善しないという事象が発生しています。これを「ポストフィナステリド症候群」と呼びます。
原因は不明のため、薬を処方してくれた医師に相談して解決していくしかありません。
減薬する
フィナステリドの服用で副作用が起きたとわかった場合、減薬してみるという方法があります。
おそらく一般的なフィナステリドの容量は1mgだと思われますので、ピルカッターで半分に割って0.5mgに減薬してみましょう。
もし0.5mgでも副作用が治まらなければ、更に半分に割って0.25mgを服用してみましょう。
0.25mgにしたからといって効果が激減するわけではありません。
薄毛ガイドラインでも、0.2mg容量で効果が出ているというエビデンスがあります。
参考:日本皮膚科学会ガイドライン
フィナステリド配合のミノキシジル外用薬を試す
副作用の原因がフィナステリドだと判明したけど、0.2mgでも副作用が起きてしま方には、フィナステリド配合のミノキシジル外用薬がおすすめです。
フィナステリド配合のミノキシジルなんてあるの?
AGAクリニックによっては処方しているところもあります。
服用するタイプのフィナステリドだと副作用がでてしまうけど、フィナステリド配合のミノキシジルだと大丈夫な場合があるそうです。
効果に関してはそれほど期待できないかもしれませんが…
フィナステリドは認められた治療薬
- フィナステリドの推奨度
- ・推奨度…A
・推奨分…男性型脱毛症にはフィナステリドの内服を行うよう強く勧める.
引用:日本皮膚科学会ガイドライン(外部リンク)
フィナステリドは日本の厚生労働省がAGA治療薬として認めていますので、それほど副作用に関して恐れることはないと感じます。
デュタステリドの副作用
デュタステリドの代表的な副作用として、以下のようなものがあります。
主な副作用 | 発現率 |
---|---|
リビドー(性欲)減退 勃起機能不全 射精障害 精液量減少 | 1%~5%未満 |
肝機能障害 | 頻度不明 |
フィナステリドと同様の副作用がありますが、発現率はデュタステリドの方が若干高くなります。
デュタステリドの副作用臨床データ
実際にデュタステリドの副作用が、どのくらいの割合で出ているのかの臨床データは以下のとおりです。
・被験者…557例
・試験…第Ⅱ/Ⅲ相国際共同試験
副作用 | 症例数 | 確率 |
---|---|---|
勃起機能不全 | 24例 / 557例 | 4.3% |
リビドー(性欲)減退 | 22例 / 557例 | 3.9% |
精液量減少 | 7例 / 557例 | 1.3% |
デュタステリドの副作用発現率は1~5%となり、フィナステリドの1%よりも若干高い結果となりました。
デュタステリドの副作用に関するTwitter情報
デュタステリドで副作用が出た場合の対策方法
デュタステリドで副作用が出てしまった場合、まずは処方してくれた医師に相談しましょう。
一般的な対策方法としては、フィナステリドに変更することです。
フィナステリドの方が副作用の発現率も低いため、症状が治まる可能性があります。
デュタステリドは認められた治療薬
- デュタステリドの推奨度
- ・推奨度…A(男性型脱毛症)
・推奨分…男性型脱毛症にはデュタステリドの内服を行うよう強く勧める.
引用:日本皮膚科学会ガイドライン(外部リンク)
デュタステリドは日本の厚生労働省がAGA治療薬として認めていますので、それほど副作用に関して恐れることはないと感じます。
ミノキシジル外用薬の副作用
ミノキシジル外用薬の副作用は、以下のようなものがあります。
- 初期脱毛
- 頭皮のかゆみ
- かぶれやフケの発生
- 頭痛・めまい
日本では濃度1~5%のミノキシジル外用薬をドラッグストアなどで購入することができます。
海外製の商品だと15%の高濃度も購入できます。
濃度が濃ければ効果も高くなりますが、副作用も高くなっていきます。
まずは低濃度から始めて、効果や副作用の反応を確認する必要があります。
ミノキシジル外用薬の副作用臨床データ
実際にミノキシジル外用薬の副作用が、どのくらいの割合で出ているのかの臨床データは以下のとおりです。
・被験者…393例
・試験…ランダム化比較試験
副作用 | 確率 |
---|---|
かゆみ・かぶれ | 6% |
ミノキシジル外用薬の副作用に関するTwitter情報
ミノキシジル外用薬の上限
ミノキシジル外用薬の上限は8%くらいだと言われています。
これ以上の場合だと、頭皮への刺激が強くなってしまい効果よりも副作用のリスクが高まってしまうからです。
ミノキシジル外用薬10%使ってるけど、全然余裕だよ~
何の副作用もないよ~
こういった方もいると思います。
年齢によって頭皮状態も変わってきますので、これからどんどん頭皮状態も老化していきます。
今は大丈夫だったとしても、使い続けているうちに頭皮が刺激に耐えられなくなる日が来るかもしれません。
そうならないためにも、まずは低濃度から始めて徐々に濃度を上げていく方法にした方が安全です。
ミノキシジル外用薬で副作用が出た場合の対策方法
ミノキシジル外用薬で副作用が出てしまった場合、まずは処方してくれた医師に相談しましょう。
一般的な対策方法としては、使用をやめるか濃度を下げることです。
濃度が下がれば頭皮への刺激も軽減されますが、発毛効果も薄れていきます。
段階的に下げていくのがおすすめです。
10%で副作用がでるなら8%へ下げる。それでもダメなら5%へ下げるようにしていきましょう。
ミノキシジル外用薬は認められた治療薬
- ミノキシジル外用薬の推奨度
- ・推奨度…A
・推奨分…ミノキシジル外用を行うよう強く勧める(5%ミノキシジル)
引用:日本皮膚科学会ガイドライン(外部リンク)
ミノキシジル外用薬は日本の厚生労働省がAGA治療薬として認めていますので、それほど副作用に関して恐れることはないと感じます。
しかし、認可されている濃度は5%までなので、それ以上の高濃度ミノキシジル外用薬は推奨されていません。
ミノキシジル内服薬(ミノタブ)の副作用
ミノタブの副作用は、以下のようなものがあります。
- 初期脱毛
- 立ちくらみ・めまい
- 動悸・息切れ
- 体毛が濃くなる
初期脱毛に関しては薬の効果が聞いている証拠です。必ず起きる副作用なので心配する必要はありません。
ミノタブは外用薬とは異なり、服用タイプなので全身に効果が作用します。
そのため、全身の体毛が濃くなるという副作用が起きるそうです。
ミノキシジル内服薬(ミノタブ)の副作用臨床データ
ミノタブは認可された治療薬ではないため、臨床データがありません。
しかし、数多くの方が副作用で悩まされている報告があります。
ミノキシジル内服薬(ミノタブ)の副作用に関するTwitter情報
ミノキシジル内服薬(ミノタブ)の上限
ミノタブの摂取可能な上限値は2.5mgとされています。
5mg以上は副作用のリスクが高くなるのでおすすめはできません。
しかし、ほとんどのAGAクリニックで処方される薬は5mgです。
容量が多ければ効果も高くなりますが副作用も高くなります。
ミノキシジル内服薬を始める場合は、2.5mgを目安にして下さい。
5mgの薬を処方された場合は、ピルカッターなどで半分に割って飲んで下さい。
そうすれば2.5mgになりますからね。
AGAクリニック側は、人の健康より髪の毛を生やす目的を重視しているところが見受けられます。
自分でもしっかりとAGA治療薬の知識を身に付けておくことが大事です。
ミノキシジル内服薬(ミノタブ)で副作用が出た場合の対策方法
ミノタブで副作用が出てしまった場合、まずは処方してくれた医師に相談しましょう。
一般的な対策方法としては、使用をやめるか濃度を下げることです。
濃度が下がれば体への負担も軽減されますが、発毛効果も薄れていきます。
段階的に下げていくのがおすすめです。
10mgで副作用がでるなら5mgへ下げる。それでもダメなら2.5mgへ下げるようにしていきましょう。
ミノキシジル内服薬は未承認の治療薬
- デュタステリドの推奨度
- ・推奨度…D
・推奨分…ミノキシジルの内服を行うべきではない.
引用:日本皮膚科学会ガイドライン(外部リンク)
推奨度がD判定です。
やはり、副作用も多くリスクが大きすぎるという判断のようですね。
医薬品副作用被害救済制度
医薬品を適正に使用したにも関わらず、重篤な健康被害で入院費などの費用がかかってしまった時に受けられる公的な制度があります。
参考:≫医薬品副作用被害救済制度とは何ですか?(外部リンク)
AGA治療においてもこの制度は適応になるのですが、条件があります。
その条件とは、厚生労働省の認可した治療薬であることです。
AGAクリニックで処方されるフィナステリドでも、この制度が適用になるのは国内正規ジェネリック薬品だけです。
- 日本製…適応
- 海外製…適応外
- 医院オリジナル治療薬…適応外
こういった救済制度を活用するためにも、AGA治療薬は日本製を選ぶようにしましょう。
海外製と日本製のフィナステリドの違いについて、下記記事で詳しく解説しています。
≫【海外製と日本製フィナステリド】効果の違いは?AGAクリニックでどっちを選ぶべきかを解説
まとめ
フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジル外用薬においては、日本皮膚科学会が推奨している治療薬のため安心して行うことができます。
副作用に関しても、それほど重要視することではありません。
しかし、ミノキシジル内服薬においては日本皮膚科学会も行うべきではないとされています。
SNS等でも副作用が辛いなどの情報も多数見受けられます。
AGA治療を行う場合は、自分でも薬の副作用についてある程度知識を付けておきましょう。